日刊編集後記


2017/10/22

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皆さん、19日の桐生61周年優勝戦を見ましたか?松井繁が優勝を果たしましたが、このレースの2マークさばきは圧巻でしたね。見逃した方は、ぜひリプレイを見て下さい。BSでは秋山直之、市橋卓士と3人並んだが、最内に松井。準優まで1着なしだったように機力的には一番劣っていたように思われましたが、2マークへ入る直前に決着をつけましたね。つい2マーク先取りに行くところを、それより先に秋山をけん制して外へ飛ばし、同時にそこで勝負所を作ったので、市橋の差しも防ぐ形になりました。この秋山へのけん制は、ダンプしたり、艇を寄せて大きく外へ持っていくのではなく、チョコンと軽く合わせたのです。これなら不良航走を取られることもないし、自分もバランスを崩す心配のないギリギリのテクニックだったように思います。今年最高の2マークの攻防ではなかったでしょうか?表彰式では「秋山君に負けないよう必死だった」とコメントしていましたが、半分は本音でしょうが、半分は謙遜にも聞こえました。

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from ヤマケイ

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