日刊編集後記
2016/11/15
西武新宿線は高田馬場駅に到着する手前に高架下を通るのですが、そこで一瞬窓の外が暗くなるんです。電車って、外が暗いと窓に自分の姿が映るじゃないですか。鏡みたいに。ぎょっとするんですよね。20分電車に揺られた、油断しきった自分の顔が映ると。私が利用している区間では自分の顔が映るのは高田馬場の駅に着く直前だけなので、風が強い日なんか、「げっ、わたしこんな髪型で電車に乗ってきたんだ…」と愕然とする時があります。
でも、満員電車のほうがもっとおそろしい。疲れ切った目をしたゾンビのような人、人、人が大きな窓に映し出されたら、まるでホラー映画ですよ。