日刊編集後記
2016/4/7
関東は桜の季節がそろそろ終盤ですが、この前の日曜日には目黒川へお花見に行ってきました。同じ関東でもまだ満開宣言が出ていない所があり、桜前線はこれから徐々に東北へと北上していきます。目黒川では両岸から川の方へと枝が伸びて壮観でしたが、公園などと違って下にシートを引いて酒盛りをするようなスペースはなく、歩いて写真を撮りながら満開の花を楽しみました。樹木にとって根元は寿命を決める最も大事な場所で、桜も例外ではありません。根っ子を張っている場所を人間が踏み荒らしたりすると寿命が短くなるので、花見はなるべく遠くでした方がいいとのことです。ちなみに桜(ソメイヨシノ)の寿命は約60年と言われていて、日本では昭和20年代から30年代に公園や街路樹として植えられたソメイヨシノが多く、その多くがここ数年で一斉に寿命を迎えようとしているとか。しかし手入れをキチンとすれば、青森県の弘前城(ここも桜の名所です)にある120年を超す古木のように、倍近い年月を経ても花を咲かす個体もあるとのこと。人間と同じですね。