日刊編集後記
2015/7/4
この1週間ほどで、長崎の軍艦島(正式には「端島」という地名です)が大きく話題になっています。
この島は石炭発掘のために作られ、エネルギー政策の転換で石炭が不要になって74年に無人島となりました。
しかし異様な姿形と“廃墟マニア”的な人たちの間で話題になり、2009年から上陸が解禁されました。
最初は日曜だけの観光しかできなかったのですが、最近は複数の業者が平日にも何便か周遊船を出していて、予約一杯の日が続いているらしいです。
自分はしばらく前、大村ボートに行く前の日に行ったのですが、瓦礫の山が重くのしかかるようで、ズシリとした重みや怖さを感じました。
今は1日の上陸者数をかなり制限しているらしいですが、最近はマナーに気を遣わぬ観光客が多くなって、ビールやジュースの缶、コンビニ弁当や食品の容器など新たなゴミがずいぶんと増えているそうです。
マニアの人が訪れていた時代にはほとんどなかったそうですが…。
月並みですが、こうした古い遺産を訪ねる時は、ゴミは自己管理でお願いしたいものですね。