日刊編集後記

2015/5/20

先日、高田馬場駅ホーム内で、中年の女性にいきなり声をかけられた。「ビジネスホテルに泊まりたいんですが、手持ちがなくて1000円とかでもいいので、もらえませんか」とのこと。突然のことで面食らった。見た目的に変な人という印象はまったくなく、いたって普通の「おばさん」といった感じ。
ただ、恥ずかしながら、ちょうど私も手持ちがまったくなくて、反射的に「いや、僕もないので」と断った。馬場の駅ホームといえば、結構なひとがいます。まぁ、かなりの人に声をかけたのだろうが、誰彼かまわずって感じではなかった。頼めばくれそうな人間に俺が見えたのだろうか…。
当然、胡散臭い話しだし、ビジネスホテル～というのも嘘なんだろうと思う。でも、あの時もし手持ちがあったら、と少し思う自分もいる。困ってる人を助けるなんていうタイプでは決してないが、意外と「ああ、いいですよ」とか勢いで言ってしまいそう…。
でも、それがもしもレース場だったら「馬鹿を言うな!」ってなるでしょうが(笑)。