日刊編集後記


2015/2/13

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皆さんはBABIPという野球の指標をご存知でしょうか。野球に詳しい友人いわく日本ではあまり浸透していないらしいです。
BABIPとは、「本塁打を除くグラウンド内に飛んだ打球が安打になった割合」を示しています。本塁打と三振をカウントしない打率といった感じでしょうか。
BABIPはどの打者も長期的には大体.300くらいの数値になるそうです。選手ごとに差がないのです。1流バッターも3流バッターもフェアゾーンに飛んだ時点で皆3割打者になるのです。
大事なのは、芯を捕えたかどうかではなく打球がどこに飛んだのかということで、そして打者は投手が投げてきた球をヒットゾーンに打球をコントロールすることは不可能だと考えられています。
正直この話を聞いたときは衝撃を受けました。そんなバカな! と思うかもしれませんが、メジャーリーグだと誰もが知っている常識だそうです。
活用法としては選手の評価や能力の見極めなどに使うそうです。結果は出ているけどBABIPが極端に高くなっている選手は運良く成績を残せていると判断されるのです。
BABIPの他にもいろいろなデータ分析の指標や考え方などをあり、それらをまとめてセイバーメトリクスと呼んだりもしています。セイバーメトリクスは興味深いです。気になる方はググってみてください。あとマネーボールという小説もおすすめです。

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from はやぶさ

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