日刊編集後記


2014/10/9

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先日の台風18号は関東、とくに横浜を6日早朝に直撃して、一時は恐ろしいほどの集中豪雨になりました。自分が住む中区ではお寺が土砂崩れに遭って25歳のお坊さんが亡くなったり、緑区でもアパートの1階の30歳住人が生き埋めになったそうです。これまで台風が直撃することは少なく、また年輩の方ではなく若い人が犠牲になったのは、おそらく逃げる間もない一瞬の出来事だったからでしょう。実はその日、私も今までにない恐怖を感じていました。というのも、自宅マンションの裏が崖になっており、さらにその横の斜面になっている所は横浜市の災害危険地域に指定されているからです。今回のように「もしかしたら崩れてくるのでは…」という思いで夜を過ごしたのは初めてです。自分は以前、横浜では人気のある小高い山の上に住んでいたのですが、なにぶんにもひとり者が生活するのには不便(コンビニや自販機がない環境)。それゆえ山の下に引っ越してきたのですが、今回は低地の恐怖を十分味わいました。しかしそれでも、便利な駅近環境は捨て難いし…。

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from ヤマケイ

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