日刊編集後記


2014/8/4

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今日8月4日は公営競技での大きなニュースが2つあった。
ひとつは加藤峻二選手が桐生のGⅢ開催で準優に進出したこと。加藤選手は現在72歳だが、ここのところまた非常に好調で、現期の勝率はA級を狙えるレベルにある。この節の前も準優に進んでいるのだ。しかも、6日制のG3開催での準優で、しかも3号艇獲得とは、素晴らしいというしか言葉が見つからない。加藤選手は、もはや何をしても新記録になる状態。次節の地元戸田お盆開催も楽しみが大きくなってきた。
もうひとつはきわめて残念なニュース。船橋オートレースが廃止の方向で動いているという。本誌にも書いたが、オートは控除率を30%に上げるという最後の切り札を使ってしまっており、それから売上げは当然のように下がっていた。控除率を上げて目先の売上げを確保しようとするのは、間違いなく廃止へのカウントダウンで、いわば閉店セールみたいなもの。これで、残る競輪、競馬、そして我らがボートレースも、絶対に控除率を上げるという愚をおかしてはならないことがはっきりした。中央競馬は賭け式によって控除率が異なり、お得なのはクラシックレースなどで、逆に控除率をグンと下げて17%くらいだと聞く。ボートレースも、3連単は30%に上げてもいいから、2連単を20%に下げるのがベストだと思いますけどね。
オートに戻るが、この競技はフランチャイズ制なので、船橋がなくなっても、他の5場は特に影響なく続けられるという仕組みではある。が、6場のうち一つが消えるのだ。後は推して知るべし、だろう。今のうちにオートに出かけて、目に焼き付けておこうと思う。

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from ミズムラ

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