日刊編集後記
2014/5/22
原付に乗る機会があったんです。私の人生の中で原付に乗ったのはこれが3度目のこと。最初は車の免許を採るときの原付教習。2度目は10年ほど前に当時勤めていた会社の後輩に借りて10分ほど試乗。今回はそれ以来なので、完全な初心者。
普段、車に乗っている時には、原付って邪魔で邪魔で仕方がないわけです。もっと端っこ走れよとか、危なっかしいなぁなんて思いながら、冷ややかな視線を送っているんですが、今回はその逆。乗る前は不安しかありません。エンジンがかけられるか、直線やカーブはどこを走ればいいのか――。挙げたらきりがないですが、これってなんだか若手の競艇選手のような悩みですよね(笑)。
走ってみると意外と走れるものだと分かったのですが、それは直線限定のこと。特に右折の場面ではパニくってしまい、ほとんど全ての交差点で二段階右折をしました。いや~、右折レーンに入るタイミングがつかめない。みなさんどうやってるんですか。
おまけに原付って長く乗っているとすごく寒いんです。道中ガクブルでハンドルを握っていたので、途中で温かいコーヒーを買いました。車はいかに恵まれた環境であるかということを実感しましたね。
あと、路上駐車。これはいかんです。路駐の車を抜くために、右側に膨らまなきゃいけないんですが、後ろから車が来ているタイミングに合致すると、つい慌ててしまってこわいこわい。迷惑駐車はやめましょう。
とまぁ、バイクに乗りなれた人だったら、当たり前のことだったりするんでしょうけど、初心者にとっては驚きと不安の連続。もうちょっと練習して、原付が楽しいと思えるようになったら、誌面で何か企画したいなと思います。