日刊編集後記
2014/2/22
ソチの冬季オリンピックも終盤を迎えました。私個人としては、人の目による評価・判定が入る競技よりも、キッチリと着順が示される競技の方が、観ててスッキリしますね。要は一番にゴールすればいいとか、一番いい記録を出せば優勝、というのが後腐れなくて爽やかです。女子のフィギュアスケートにおけるキムヨナの演技の得点について、ネットで150万人もの署名が集まっているらしいです。その気持ちはわかるけれど、元々そうした“主観”の入りやすい競技なので、今回の結果もある意味仕方がないとも思うのです。振り返ってみれば、ジャンプの飛形点評価というのもどうなのでしょう? 要は「遠くへ飛んだ者勝ち」の方がスッキリしていいと思うのだけれど…。例えば走り幅跳びや高跳び、ハンマー投げのように、どんな“異形”であっても遠くへ跳んだり投げられればそれが一番。それがその競技の発展を促す意味もあります。その意味で今回の冬季オリンピックで一番興奮したのは、スノーボードの女子パラレル大回転でした。