日刊編集後記


2014/2/7

佐村河内守さんの作曲家偽者事件のニュースが昼頃たくさん流れてきていました。テレビも新聞も見ない私のところにもこれだけ来るのだから、けっこう大きな扱いだったのですね、きっと。
私、Hiroshima持ってるんですよ。クラシックはほとんど聴かないんですが、人に勧められまして。しかしチケットの払い戻しとかそういう具体的なことも大変でしょうけど、なんかね、たとえば私に佐村河内守を勧めた人とか。ちょっと立場ないでしょう。バツ悪すぎ。佐村河内守は凄いよとか人に勧めていた人、いま日本でたくさんいると思いますが、完全に可哀想。そういうことの方が気になってしまいます。公の場で勧めていた人とか、穴があったら入りたいでしょうね。音楽そのものの価値は変わらないとは言っても、やっぱりそれだけじゃないもん、買ったり好きになったりする理由って。
もうひとつ、やっぱりなー、なんか変だと思ってたんだよなーって言い出す人。これもいまたくさん出てきてそう。実際おかしいと感じていた人もいたらしいですからね。
twitterで流れてきたのは、記者会見でのある記者のくだらない質問の仕方。たしかに偽者騒動の張本人は薄っぺらい。そして、こういう薄っぺらい事件が起きると、それに関連して周りも薄っぺらい人間ばっかりじゃんということも浮かび上がるように思います。
自分もうかうかとふだん買わないくせにクラシックのCDなんか買っちゃったわけですからね。いや自分自身の薄っぺらさもね。身に沁みますね。

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from ミズムラ

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