日刊編集後記
2013/10/2
過日、空手の試合の打ち上げで、焼肉屋に寄った。この日まで減量していて準優勝と健闘した選手が、「どうしても肉とビールがいい!」と言うので、彼の半祝勝会でもあった。「大阪焼肉」という看板が出ている店があって、その彼が大阪出身なので、すぐそこへ入った。確かに大阪の焼き肉屋は、関東の店と違ってかなり細かな部位に分けて食べさせてくれる店が多い。呼び方も「つら身」(顔面のほほの肉)、「心」(「しん」とか「こころ」と読む;ハツ=心臓のこと)などリアルで、私も結構気に入っている。この店も基本的にはそういう店で、店の女の子が肉の色々な部位についての説明をしてくれる。なかなか美味だったし文句はないのだが、会計は結構いい値段になった。自分らはひとつ見落としていた。女の子の説明がかなり小気味良く、極めてノリがいいのだ。さりげなく勧めてくるので、ポンポンと頼んでしまう。これぞまさに“大阪戦術”! 大阪商法の深さを思い知らされた。