日刊編集後記


2013/5/20

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ここ数年で、全国各地のターミナル駅は構内の設備が一変していますね。大きな傾向としては『デパ地下化』が顕著です。先日も赤羽(東京の北の玄関)へ行ってみて、その変貌ぶりにビックリしました。以前は立ち食いそば屋が1軒ポツリとあっただけだったのに、この1年ほどで50以上のテナントが入っていて、乗り場への階段がわかりづらいほど。惣菜店やスイーツの店を中心に、飲食店も沢山入っており、雑貨や洋服を売るショップまで入っています。駅構内にあるので改札を出なくて済み、利用者にとっては便利この上ないのですが、心配もあります。こんな施設だらけになったら、各駅の周辺の商業地域は深刻な影響を受けることは必至。JR側も当然、昔からそんなことは当然認識していたわけですが、あえてその共存共栄の意向から"仁義なき戦い"へとカジを切ったというところ。最近は大規模なショッピングモールが増えて、大都会でさえ駅周辺の商店街は厳しい状況に追い込まれているので、ゴーストタウン化に拍車をかけなければいいのですが…。

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from ヤマケイ

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