日刊編集後記
最近話題になっている体罰問題ですが、やはりいくら考えても自分は納得できません。現在私の空手道場に来ている生徒は、下が保育園児で上は74歳。やはり言うことを聞かないのは幼稚園や小学校低学年の子で、確かに生意気なガキンチョもいます。そのほとんどがまだ集中力のない子で、注意するぐらいで我慢しています。ただし他の子に迷惑をかけるようであれば、見学させる場合はあります。それでも立たせて見せしめにするような気はありません。落ち着いたら再び参加させます。うちでは原則として、親御さんの見学は遠慮してもらっています。子供は一生懸命やっているのに、余計な口出しをされても困るからで、むしろ親子一緒にやってもらうことを推奨しています。それと試合会場で、体罰はもちろん叱ることも極力避けています。中には負けた子に、何十分も説教している先生や、叱りつけている親もいますが…。私が尊敬するある先生は、大会の最初の挨拶で、「勝った子には何もしなくていいです。でも負けた子は褒めてあげて下さい。また頑張ろうという気持ちになりますから」とおっしゃっていましたが、まさにその通りだと思いました。