日刊編集後記


2012/11/25

………………

児島のチャレンジカップは地元の平尾崇典の優勝ですか…。ゴールし終わった後、うつむいていて顔あげた時、なんというか「ジワ~ンと感」が溢れていて、なんかホント、良かったね~という気になりました。

これで賞金王出場の12人が決まりました。12位の山崎智也と13位の中島孝平の差は約500万円ですか。意外と差が開きました。3年前の12位赤岩、13位濱野谷で決まった際の約100万円の差を除き、ここんとこ10年ほどはずっとその差が100万円以下、数十万円で収まっていたので、500万円差というとかなりデカイ感じ。ていうか今調べてみたら、1997年に12位野長瀬、13位西田で決まった際の1130万円差が賞金王史上最も大きな差で、今回のは史上2番目の賞金差だったんですね。

優勝賞金が数千万とか数百万円なんていう世界で、運命を決めるのが年間の手当にも満たない程度の額で決まってしまうという、そのギャップというか、虚しさ、塵も積もれば感が、チャレンジカップ終了後に毎年感じていたことでした。そういう意味では、今年はさほどでもなかったです。

ちりも積もればって言いますけど、なかなか出来ないですよね~。コツコツと、っていうのは、終わってみればなんでもなかったりしますが、よし今から! となるとどうにも気が遠くなるというか。少なくとも私には出来ないような…。

あ、でも…。

この写真はですね、今年の8月終わり頃から昨日までの約3ヶ月間、自宅で飲んだビールのプルトップの集合写真であります。なんでもアルミのプルトップを集めて寄付をする、とかいう制度があるらしいです。それに母親の友人が協力しているとかで「アンタのところはたくさん飲むんだから協力してあげて」と命じられまして、家人がせっせとプルトップを抜き取ってプールしてるわけです。

そんな面倒臭いことしないで、幾ばくかの現金を寄付したほうが早いのではないか? と言っても、相手にされません。

集まったプルトップをみると、塵も積もればを実感できることは確かですが、チャレンジカップのそれとは違い、非常にもの悲しい気もします。プルトップの下に詰まっていたものは、ただ胃腸をめぐり、排出されただけですから…。

………………

from 呆

□日刊編集後記へ