日刊編集後記


2012/11/18

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先日自宅の仕事場の整理をしていたら、1988年後期のファン手帳が出てきました。

ファン手帳が作られるようになってからそれほど日が経っていない、貴重な一品です。モノ持ちのいいファンならおそらく全品揃って持っているのでしょうが…。24年前はまだ昭和であり、賞金王決定戦ができて5大競走になって間もない時代。総理杯とダービーの優勝賞金が2100万円、笹川賞とMB記念が1800万円、賞金王は3000万円でした。まだ登番が二桁の選手が4人もいて、懐かしい名前も多いのですが、個人的に目を引いたのは、60歳前後のアウトレーサーが何人もいたこと。インに一度も入っていないベテランもざらでした。もちろん逆に、無名のイン戦士もいっぱいいました。当時から兵庫や大阪には、一般戦でガリガリとインを取りにきた選手が多かったことがわかります。逆に創設間もない新鋭リーグの項目を見ると、池上正浩が4優出3優勝でトップ、西田靖・今村豊・西島義則・山口哲治と、現在の名人戦主力がそのまま上位にランキングされています。

でも変わらないことがひとつ。瀬尾達也は、当時もスタートランキングでトップ。タイミングはひとりだけ0.14で、当時既にSGを獲っていた今村豊と井上利明がそれに続いていました。他にもいっぱい気づくことがあって、1日中見ていても飽きませんね。

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from ヤマケイ

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