日刊編集後記
2012/9/15
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編集部がある高田馬場から早稲田にかけては、まだ古本屋が十数軒営業を続けている。古本屋は中学の頃から好きで、映画やスポーツ関係の書籍や雑誌を探して、神田神保町などを散策した記憶が鮮明だ。最近ではたまに足を運ぶ程度だが、実は最近、古本屋に持ち込まれる本の数が増えているという。「ブック・オフ」のような、いわば“新形態の古本屋”で売っている、比較的最近刊行された本が持ち込まれるのではなく、昭和や、時には戦前に刊行された本が中心で、団塊の世代が退職を機に身辺整理をしたり、あるいは高齢者の方がなくなった後に遺族が持ち込んで来るのだとか。ネットオークションでも出てこないマニアックなモノもあるし、実際に内容を見てから買えるのも魅力。思わぬ逸品が見つかりそうで、また古本屋をのぞく機会を増やそうと思っている。
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