日刊編集後記


2012/5/20

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先日、ふとこんな話になりました。ツイッターが流行ったことに伴って、リアルタイム性が見直されてきているのではないか、と。

近年のテクノロジーは、おおよそ、時間にとらわれない方向へとシフトしていましたよね。例えば、ハードディスク録画やオンデマンド放送なんていうものは、自分の好みの時間に楽しむためのものでしょう。概念的には、フレックスタイム制やフレックス休暇制も、同じ方向性にあると思います。時間に縛られるのではなく、あくまで自分が時間をマネジメントする、と。

ところがツイッターは、最近、軽視される傾向にあった、リアルタイム性に再びスポットをあてました。例えば、テレビで「天空の城ラピュタ」をやっていれば、録画して見るのではなく、オンタイムで見て、一斉に「バルス!」とつぶやくことによって、リアルタイムならではの楽しみを生み出す、みたいな感じで。

で、ですね。ギャンブルというものの大きな特性を考えるとですね。これはもうかなりの部分でリアルタイム性に縛られているじゃないですか。もちろん、前売りという制度はありますけど、少なくとも、あとから楽しむことはできません。その意味では、ツイッター時代にマッチした遊びとなり得るのではないかな、と。売上増加のヒントはこの辺に隠されているのではないかと予感しています。

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from た

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