ボートレース若松優勝選手


王冠過去の優勝選手

読売新聞社杯GI全日本覇者決定戦開設68周年記念競走(令和3年3月18日)

イン完勝 丸野一樹 今年GI2V!


4686 丸野一樹(滋賀)

豪華メンバー参戦で連日熱戦を繰り広げた若松ボートの「読売新聞社杯GI全日本覇者決定戦開設68周年記念競走」は18日に優勝戦が行われた。インからコンマ06のトップスタートを決めた1号艇の丸野一樹(29歳=滋賀)が1マークを先マイ。マクリも差しも許さないインモンキーで他を圧倒。1月尼崎周年に続き早くも今年2回目、通算では4回目のGI優勝を飾った。当地では初。

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ゴールライン。

カクテル光線を浴びながら、先頭の丸野は右拳を力強く握った。

「今までしてなかったので、ガッツポーズはしようと思っていました。画面に映るところから、しっかりとしようと」。そう言うと、照れくさそうに、それでいて本当に嬉しそうな笑顔がはじけた。

今年1月の唐津周年では、優勝戦1号艇ながら、前付けや強風など難しい条件で4着に敗れた。今夜は、思い切り笑った。「ホッとしました」。

予選トップ通過、準優1号艇1着、そして優勝戦1号艇と王道を歩んだ。「足はそこそこだと思っていました。4日目後半レースから、思ったような乗り心地になり、いい仕上がりになりました」。

優勝戦はインからコンマ06の快ショット。「スタートが課題だった。いいスタートをいってると思いました」。課題もクリア。1マークは圧巻の高速インモンキー。名のある相手ばかりだったが、一切寄せ付けずに、力強く優勝を掴み取った。

これで、1月尼崎周年に続き、早くも今年2回目のGI優勝と止まらない。今、一番熱い男。賞金ランキングも1位に立った。

ただ、それでも慢心はない。「まだSGも始まってないですし、ここから本番。去年結果を出せなかったSGの舞台で、しっかり結果を出していくことが目標です」と、表情を引き締める。「でも本当に(今年は)いい滑り出しですね」と、気持ちも十分に乗っている。

次走はSGクラシック(福岡)。そして5月には、当地のSGオールスターにも出場が決まっている。「(ファン投票では)思ってもいないようなたくさんの票で、期待を感じます。それに応えたいなと思います」と腕まくり。

昨年の悔しさも、ファンからの応援も胸に、丸野の2021年SG戦が始まる。
 

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(文:吉川)


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