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【ヴィーナスシリーズ第17戦・東京中日スポーツ杯】2020年11月18日～23日 優勝者 4275 菅野はやか 選手
自らも驚くVロードを駆け抜けた。9年ぶり2回目の優出となった菅野はやか(38=広島)が、パッと開けた差し場を3コースから突き、デビューから約16年半での初優勝を飾った。2マーク浮上の中田夕貴が2着、渡辺千草が3着に入り、3連単は6万円台のビッグ配当となった。
準優に続き、またも絶好の展開が開けた。枠なりの3対3からスタートはコンマ21の6番手。そこから鋭く伸び返し、2コースの清水沙樹が攻める展開を冷静に見極めた。「沙樹ちゃんの動きだけを見ようと。(バック先頭で)あれっと思った(笑い)」と思わぬ首位浮上に動揺。2Mでややバランスを崩したものの、何とか持たせて後続を振り切った。準優12Rに続く、勝機を逃さなかった。
レース後は「ペラは全くたたいてないです。本当にエンジンのおかげ。次の人にお伝えください」と照れながらも64号機にこれまた感謝した。今節の目標は「地道に走りたい」と控えめ。想像を超える優勝を手に入れたが、今度もシリーズを通して掲げた勝率アップへ、1走に力を込めた。
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