ボートレース若松優勝選手


王冠過去の優勝選手

中間市行橋市競艇組合施行51周年記念競走(令和2年7月16日)

西山貴浩 2コースマクリ快勝 今年3V!


4371 西山貴浩(福岡)

 若松ボートの「中間市行橋市競艇組合施行51周年記念競走」は16日に優勝戦が行われ、2号艇の西山貴浩(33歳=福岡)が優勝を飾った。1マーク、イン先マイ態勢の松井繁に対して、2コースの西山がツケマイ強襲。これが決まり王者を引き波に沈めた。優勝は今年3回目。前走の大村からの連続Vとなった。

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地元でド迫力のパフォーマンスを披露した。

 優勝戦の進入は123/456。

 スリットはほぼ横並び。インの1号艇・松井がコンマ12、2コースの2号艇・西山がコンマ13。こうなれば、まずは松井がイン先手、と思われた瞬間、王者の右側から西山が全速で握った。気迫のツケマイ強襲。これが見事に炸裂。王者を引き波の中に沈め、バック直線に先頭で突き抜けた。前日の準優では2コース差しで辻栄蔵を斬り、この優勝戦では松井をマクる。連夜の大物撃破となった。一人旅で周回を重ねた西山は、最後はガッツポーズでゴールラインを駆け抜けた。

 マクリが決まった瞬間、ピットで見ていた福岡の選手らからは大きな声があがった。水面際のファンからも大歓声があがり、若松は興奮のるつぼだった。

 レース後はウィニングランが行われた。前走の大村で優勝したが、最終日は無観客開催だったため、ウィニングランはなかった。西山は久々にファンの前で何度もガッツポーズを見せた。盛り上がる地元若松。水上のエンターティナーは、嬉しそうにゆっくりとボートを走らせ、ファンと共に喜んだ。

 ピットに戻ってきても、興奮は冷めぬといった感じだった。「(1マークのマクリは)とっさの判断でした。松井さんには差しは効かないと思ったので。決まった瞬間は最高でした」と西山。「お客さんの前でウィニングランできて良かったです。やっぱり、若松で勝つっていうのが一番重要なので」と、喜びの言葉を並べた。

 前走大村11連勝完全V、そして今節も優勝。

 好調の波に乗って、次走は鳴門で開催のSGオーシャンカップ(7月21日開幕)へ向かう。

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(文:吉川)


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