ボートレース若松優勝選手
若松夜王シリーズ第1戦植木通彦フェニックスカップ福岡県内選手権(令和2年6月25日)
水摩敦 2コース差しで久々の若松V
地元選手が連日熱戦を繰り広げた若松ボートの「若松夜王シリーズ第1戦植木通彦フェニックスカップ福岡県内選手権」は25日に優勝戦が行われた。2コースからコンマ12スタート切った2号艇の水摩敦(34歳=福岡)が、イン先マイの山一鉄也の懐に差しを決めて今年初優勝を飾った。当地では約7年ぶりの優勝。
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レース後、ウィニングランを終えてピットに帰ってくると、待っていた同僚選手から拍手。水摩は両手で力強くガッツポーズを見せて喜んだ。
進入は123/456でスタート。1マーク、イン先マイする山一の懐に、渾身の差しハンドルを突き刺した。バック直線で、山一を捕まえ、2マークを先に旋回。山一の差し返しは許さず、ここでリードを広げて先頭独走。地元選手たちの戦いを見事制した。「スタートは様子を見ました。こんなにいい仕上がりは久しぶりでした」。
手にした46号機はエース格。前検は1番時計。初日は3着2着で勝利無しも、その後は実戦パワーの強い相棒を味方に、白星を重ねて、優勝戦の2号艇に座った。4日目に「節一です」とコメント。今節10戦6勝、舟券から外れたのは1度だった。
優勝は昨年12月の宮島以来、今年初となった。
若松はプロ初Vの水面で、若手時代は活躍も多かったが、事故点などにも悩まされ、優勝から遠ざかった。今回が約7年ぶりと久々の美酒。若松通算では6回目。過去5回はすべて外からの「マクリ」で勝ってきた男が、この日は2コースから笑った。
今後の出場予定は、宮島、唐津。そして7月23日?27日には、再び若松に出場予定となっている。
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(文:吉川)