ボートレース若松優勝選手
デイリースポーツ杯(令和2年6月7日)
前本泰和 イン逃走 今年5V
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インからコンマ11。「少し様子を見た」というスリットだった。隣2コース山田がコンマ09、3コース胡本がコンマ07。この2人の艇が伸びてきた。
隣2コースの山田が握った。
ただ、百戦錬磨の前本。マクらせはしない。「2号艇が握るのは見えた。先に握って回った」。きっちりと相手に合わせつつ、1マークを先マイ。
バック直線に抜けると単独先頭。早々と後続に3艇身ほどの差をつけて、2マークもトップ旋回。あとは悠々と周回を重ねていって1着ゴール。今年5回目の優勝を飾った。
7日間のロングランシリーズ。連日機力に手応えはなく。それでも、終わってみれば前本。強い前本。節間8勝を挙げ、そしてオール3連対の安定感。とにかく崩れなかった。これで、圧巻の117回目の優勝となった。「今日は感じ良かったが、もうこのエンジンは正直引きたくない」と苦笑いを浮かべた。
次走は芦屋一般戦。今月末には宮島SGグラチャンが控える。「そこが目標だった」と気合い十分。優勝でリズムをあげつつ、地元の大一番へと向かう。
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(文:吉川)