ボートレース若松優勝選手
東龍軒カップ(令和2年2月23日)
松村敏 イン速攻!今年2V
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焦りから始まるも、優勝を掴み取った。
ピット離れで後手。2号艇の中澤和志らに前に出て行かれた。松村はボートを外に出して、大きく回り込んで、インだけはなんとしてでも確保した。ただ、早々に1人だけ艇先をスタートラインに向け、流れていく。1号艇にとってはイヤな展開となっていた。
それでも、松村には確かなスタート力がある。今節予選トップの活躍を見せた機力もある。地元の意地もある。
インからトップスタート。主導権を決して渡さなかった。そして1マークは渾身のモンキー。気迫の伝わってくる力強い旋回。2コース中澤の差しを許さない。バック直線で単独先頭に立ち、2マークもトップ旋回。あとは独走。ゴールラインを駆け抜けていった。
「ピット離れで焦りましたけど、足は良かったです。今はホッとしています」
レース後、ピットでそう話した松村。安堵の表情を見せた。優勝は今年2回目。1月の徳山周年でも優出を果たすなど、リズムは好調だ。
当地では5回目のV。今節はオール2連対の抜群の安定感でシリーズを引っ張り、地元の期待に応えた。
次走は常滑の男女混合戦へ出場予定。早くも今年3Vの可能性もある。
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(文:吉川)