ボートレース若松優勝選手


王冠過去の優勝選手

第25回北九州市長杯(令和2年2月15日)

岩崎正哉 2コース差し決めて今年初V

3853岩崎正哉(福岡)

 
若松ボートの「第25回北九州市長杯」は15日に優勝戦が行われた。2コースから発進した2号艇の岩崎正哉(47歳=福岡)が、イン先マイする1号艇の石田章央を差して捕まえて1着。通算では55回目、今年初優勝を飾った。当地では2015年8月以来、5回目の優勝となった。

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進入は123/456。強いホーム追い風で安定板。水面は波立った。

2号艇の岩崎は2コースからコンマ11の好スタート。スピードに乗って艇先を伸ばす。そこから、1マークは狙い澄ました差しハンドル。イン先マイする1号艇の石田の内側に鋭く切り込み捕まえた。追い風の強い日は、若松のインは受難で、逆に差し有利水面。こういう状況で、もともと差しの上手い実力者の岩崎は相手を見逃さなかった。

バック直線は内側に岩崎、外に石田。こうなれば岩崎が、1周2マークを先マイ。差し返し狙ってきた石田を、ホーム直線で抑えこみ、2周1マークをトップターン。石田を完全に振り切ってリードを広げて、勝負アリ。荒れ水面での一戦を見事制した。

レース後、ビクトリー花火が打ち上がる中、ウィニングラン。優勝は昨年3月の津以来、今年は初優勝となった。

当地では2015年8月以来の優勝。「若松では久しぶりでしたね。地元で優勝できて良かったです」。

今節は予選2位通過の安定感。その存在感を示した。4日目に大きな着を並べて足踏みはあったものの、翌5日目には修正して、一気に優勝まで突き進んだ。「4日目は調整に失敗しましたけど、それでも今節は充実した一節でした」。通算55Vのベテランは、納得の表情で振り返った。

弾みをつけて次走は戸田一般戦へ。2場所連続Vを狙う。

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(文:吉川)


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