ボートレース若松優勝選手


王冠過去の優勝選手

第37回日本モーターボート選手会会長杯(令和元年10月27日)

岡田憲行 マクリ差し大波乱演出V


3872 岡田憲行(大阪)

若松ボートの「第37回日本モーターボート選手会会長杯」は27日に優勝戦が行われた。5号艇の岡田憲行(43歳=大阪)が5コースからコンマ11のスタートを切ると、イン先マイする1号艇の藤田靖弘の懐にマクリ差しを決めて快勝。3連単10万円超えのジャンボ配当を演出して、今年4回目の優勝を飾った。当地では初優勝となった。

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4日目3Rでは5コースから全速マクリで圧勝した。優勝戦は、同じ5コースから今度は鋭いマクリ差しだ。

進入は12/3456。

イン先マイに打って出るのは1号艇の藤田。そこに3コースの桑原悠がマクリ差し狙う。だが入れず、桑原は後方に消えた。藤田は第一の矢は弾き落とした。しかし、それで逃げ切れるレースではなかった。懐には第二の矢が突き刺さっていた。岡田だった。3コースの桑原の位置よりも、もっと角度を十分にとって、全速でマクリ差してきた黄色い勝負服は、白カポックを完全に捕まえていた。

バック直線。内に岡田、外に藤田。藤田は準優の2Mでは渾身の逆転差しを繰り出して勝ったが、ここではそのカードを出せない。1周2マーク。先マイするは岡田。差し返したい藤田。ただ、内から突っ込んでくる今井貴士を先に回している内に、さらに吉村正明にも弾かれて、もまれながら艇団の中へ。その間に、岡田が単独先頭でホーム直線を駆け抜ける。そのまま2周1マークもトップ旋回。白黒は決した。

岡田は勝った。レース前は「舟券に絡めるように頑張る」と話していたが、終わってみればトップを掴んでいた。外枠で人気を下げていたため、3連単は10万円超えのジャンボ配当を演出した。衝撃の日曜日。

当地では初優勝となった。「(若松では過去に)優勝戦1号艇の時もあった。今節やっと勝てました」。2017年に1号艇で優出するも2着敗戦。あと一歩届かず悔しさを味わっていた。

若松で長年レースを見てきているファンは、岡田の相性の良さを知っている人もいるだろう。特に最近の活躍だ。

(直近5節)
2017年11月 優出
2018年10月 優出
2019年2月 準優敗退
2019年6月 優出
2019年10月 優勝

上の5節では57走で45回の舟券絡みだった。大きく崩れない。

次走は住之江へ。11月末には再び若松に出場予定。

今年はこれで4回目の優勝。優出は12回。年間V数はいくつになるのか。今後も目が離せなさそうだ。

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(文:吉川)


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