ボートレース若松優勝選手


王冠過去の優勝選手

中間市行橋市競艇組合施行50周年記念競走(令和元年9月24日)

山口達也 イン速攻 今年7V!


4370 山口達也(岡山)

強い! 若松ボートの「中間市行橋市競艇組合施行50周年記念競走」は24日に優勝戦が行われた。1号艇の山口達也(32歳=岡山)がインからコンマ04のスタート。3コースからマクってくる田村隆信を受け止めながら逃げ切った。11戦10勝の圧巻の成績でシリーズを引っ張り、今年7回目の優勝を飾った。

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準優まで終えて、1着5着1着1着1着1着1着1着1着1着。白星街道を一人突き進んだ。

前検に手にした時点では不安のあった相棒モーターをペラ調整。「行き足から全部がいいです」と改善させた。

そして優勝戦。1号艇。人気を背負った山口は、インからコンマ04の鋭い踏み込み。「様子を見ながらいきました。入っていると思った」。そのまま1マークを先マイ。3コースの巧腕・田村隆信が視界に入る。「田村さんが握ってきたのは分かったので、(レバーを)落とさず回りました」。握ってくる赤カポックを、山口がスピード満点のインモンキーで迎撃。イン先マイ決めた。マクらせはしない。注目の1マーク攻防を制し、バック直線で先頭に立っていた。2マークもきっちりとトップで回り、あとは独走。この日、プロ野球のパ・リーグは、西武がソフトバンクとの最大8・5ゲーム差を逆転してリーグ制覇となったが、今節の若松は、山口がライバル達を寄せ付けず、ひたすらV争いの先頭を走ってそのままゴールを駆け抜けた。

これで、今年早くも7回目の優勝の活躍。守田俊介(現在8V)を追撃している。

今節開幕前の時点で、山口が今年優勝戦1号艇に乗ったレースは6回あり、そのうち5回で優勝を取って勝負強さを発揮してる。頼りになる男だ。ただ、唯一若松の3月の一般戦で1号艇で敗れた。イン先マイ流れ、4号艇の選手に差されて、トロフィーを持っていかれた。苦みを味わった。リベンジする機会は半年後に訪れた。同じ若松で同じ失敗は繰り返さない。今日は堂々たるイン戦で、あの時の雪辱を果たした。

勢いを加速させて、次走はびわこGIII。そして来月には、地元児島でのSGダービーに向かう。

【田村隆信 準V】
昨年の若松周年覇者であり、SG優勝実績あり、当地好相性の田村だったが、今節の優勝はならなかった。序盤から機力不足に泣かされた。ただ、それでも大きくは崩れずにオール3連対を守って舟券貢献。優勝戦2着。底力だった。来月は再び若松を走る。10月12日からの周年が待っている。

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(文:吉川)


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