ボートレース若松優勝選手


王冠過去の優勝選手

九州スポーツ杯(令和元年9月13日)

大神康司 逃げ切り今年2V


3574 大神康司(福岡)

若松ボートの「九州スポーツ杯」は13日に優勝戦が行われた。予選トップの活躍でシリーズを引っ張ってきた1号艇の大神康司(47歳=福岡)がインから先マイ。握ってきた3号艇の本多宏和、差してきた4号艇の西川昌希を振り切り、今年2回目の優勝を飾った。当地では4回目。

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進入は123/456。1号艇の大神がコンマ13スタート。2コースの一瀬明がコンマ18でヘコんでいたものの、慌てず騒がずイン先マイ。3コースから本多が握り、4コースの西川が差し込んできたが、バック直線で大神が先頭に立っていた。

続く2マークをトップ旋回。西川が差し返してきてかなり接近してくるも、逆転は許さない。大神には自信の足があった。2周1マークを先に回って、リードを広げて、勝負を決めた。7月鳴門以来今年2回目の優勝を飾った。

7日間の長い長いシリーズだった。初日1走目を1号艇で1着、後半ドリーム戦を2着で好発進を決めると、その後も大きく崩れることはなく、一度も舟券から外れない。今節オール3連対をキープしたのは大神だけだった。「足は5日目からずっと良かったです」。5日目にはペラを叩いている姿があった。「スタートが決めやすい。それが一番いい」。今節平均Sはコンマ11と好タイミングで、スタートの安定感も光った。優勝戦もトップタイの踏み込みだった。

これで当地では4回目の優勝。大神が好走することの多い水面だ。

ただ、最近は若松優勝戦で惜敗が続いていた。2018年1月は4着、9月は3着、そして今年1月も3着。1月の戦いでは、優勝戦1号艇に乗るも、3号艇の石川真二の鋭いピット離れでインを取られて敗戦。2コースからマクっていったが届かずに散った。あの節は石川のピット離れが凄かった。戦い終わった大神は「1号艇に乗っている気はしなかった」と話して帰った。今回は、きっちりと大神が優勝を勝ち取り、笑顔も見せつつ帰路についた。「やっと勝てた」。

通算47回目の優勝を飾った47歳のベテラン。リズムを上げて、次走は徳山へ向かう。

 
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(文:吉川)


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