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【アサヒスーパードライカップ】2019年7月26日～30日 優勝者 4610 佐藤大佑 選手
佐藤大佑(28=東京)が戸田では初、通算では自身3回目の優勝を決めた。優勝戦のスタート展示では3コーススローだったが、本番ではダッシュに引いた3コースのカドを選択。コンマ05の鋭発スタートで一気に内の吉田拡郎、松下一也をたたいてまくり、そのまま押し切った。2着には松下一也、3着は岡本慎治が入った。
「エンジンは伸び型だったしちょっと回転は足りなくて重かったけど、スタートとカド(に引いた)分、行けました。結果オーライですね」。これまで3コースのカド戦は1回もやったことはなく「人生初、でした」と振り返った。「宿舎で(同郷の先輩)渡辺豊選手からもアドバイスをもらって」決断した3カドが見事に当たった。「スタートもスリット付近はほぼ全速でいけた」とスタートも踏み込み、ダッシュに乗せたスタートでVをもぎとった。
実は優勝戦の行われた7月30日は28歳最後の日で、31日が29回目の誕生日。表彰式ではそれを知っていたファンから「ハッピー・バースデイ・トゥ・ユー」の曲を歌ってもらって祝福され「照れますね」といいながら、さらに笑顔が増した。今後の目標は「早くA1級に復帰したい」と明確。昨年7月、大村以来、1年ぶりのVを飾って選手間でも評判のペラ調整「大佑スペシャル」をひっさげ、来るべき20代最後の年へ向け勢いがつく優勝を飾った。
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