ボートレース若松優勝選手


王冠過去の優勝選手

第37回日本財団会長杯(令和元年7月14日)

地元 沖島広和 接戦制してV!


3986 沖島広和(福岡)

若松ボートの「第37回日本財団会長杯」は14日に優勝戦が行われ、5コースからスタート切った5号艇の沖島広和(41歳=福岡)が2マーク抜きで優勝を飾った。1マークは4コースの中山将がマクって先行するも、2マークで外に膨らんでいき、そこを沖島が逆転した。2016年3月以来の嬉しい美酒となった。
 
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進入は123/456。
 
インの立間充宏がコンマ09、2コース天野晶夫がコンマ06と両者鋭い踏み込み。ただ、4コースから“コンマ01”が中山だった。初Vを目指す中山が一気に内3艇をマクっていった1マーク。
 
この展開に、5コースの沖島は差し場を探す。マクられた1号艇を先に回しつつ、2号艇を叩きながらのマクリ差しハンドル。狭い隙間に、鋭く入った。
 
バック直線。外に中山。内から沖島。締める中山。沖島は、いったん引いた。なんとしてでも先に回るんだという気迫の中山が2マークを先取り。しかし、ここでオーバーターン。外へ外へ大きく流れていってロス。一方、沖島は2マークを絶妙の小回り旋回。ここで見事に、先頭に立った。
 
2周目、3周目、追撃してくる中山。3周2マークまで続いたが、沖島は抜かせなかった。沖島1着でフィニッシュ。2着に中山。3着に6号艇の福田理。外枠3艇での決着で、3連単8万円台を演出した。
 
レース後、ピットに戻ってきてヘルメットを取り、表彰式へ向かう途中、選手や関係者からおめでとうと声をかけられ、笑みをこぼした沖島。「展開が良かったです。足も良くなってました」と振り返った。
 
優勝は2016年3月の桐生以来。久々の美酒となった。
 
若松での前回優勝は、2015年2月。振り返ると、この時の優勝戦も、沖島は外から勝った。インにはSG覇者の中島孝平。4コース発進の沖島は、1マークでマクリ差しハンドルで好位置につけ、2マークは握って逆転しての劇的Vだった。外枠からでも、魅せてくれるのが沖島である。次走は平和島に出場予定となっている。
 
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(文:吉川)


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