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デイリースポーツ杯(令和元年6月10日)

馬袋義則 イン逃走決めて今年2V!


3612 馬袋義則(兵庫)

若松ボートの「デイリースポーツ杯」は10日に優勝戦が行われた。中ヘコみのスリット隊形になるも、1号艇の馬袋義則(46歳=兵庫)がインから先マイ。佐藤翼、岡崎恭裕のマクリ差しを許さず逃げ切って、今年2回目の優勝を飾った。今節は12戦9勝の活躍でシリーズを引っ張った。

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初日から3連勝で飛び出した馬袋。長い7日間シリーズだったものの、リズムを大きく崩すことはなく、予選をトップ通過。

腕には定評の実力者と、「バランス良く、いいモーター」と評価する12号機が組んだ今節。本当に強かった。

準優もインからコンマ09を踏み込んで優出切符を掴んだ。

そして優勝戦。12356/4の隊形。

6号艇が動いてくるので、枠なり3対3のようなゆったりとしたイン取りにはならなかったものの、馬袋は「深い進入になることは分かっていた」と想定済み。

慌てず、騒がず。円熟の46歳。落ち着いていた。

インからコンマ21のスタートを切った馬袋は、外から攻め込まれる前に、艇をグイッと伸ばしていって1周1マークを先マイ。「行き足が良かったです」。抜群の12号機がうなりを上げる。今節はイン戦が4回あったが、すべて勝っていた。そしてここも。マクリ差し狙う佐藤と岡崎を、懐に入れさせないインモンキー。

バック直線に抜けると、後続を3艇身ほど突き放して、独走。2マークもトップで回って、あとは一人旅。人気に応える逃走劇で、シリーズを締めくくった。

今年はこれで7回の優出で2回目のV。レース後、関係者からトロフィーを受け取ると表情が緩んだ。「優勝できて良かった。嬉しいですね」。

終わってみれば12戦9勝。圧巻の走りで駆け抜けた。

現在賞金ランキングのトップを独走するのは兵庫の吉川元浩。同支部の馬袋も、吉川と期は違うが1972年生まれの46歳同士。馬袋もマスターズ世代だが、まだまだ健在。これからも注目しておきたい選手だ。

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(文:吉川)


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