ボートレース若松優勝選手


王冠過去の優勝選手

若松夜王シリーズ第2戦植木通彦フェニックスカップ福岡県内選手権(令和元年5月30日)

竹井貴史イン速攻 今年2V!


4737 竹井貴史(福岡)

福岡の選手が連日熱戦を繰り広げた若松ボートの「若松夜王シリーズ第2戦植木通彦フェニックスカップ福岡県内選手権」は30日に優勝戦が行われた。予選トップで勝ち上がってきた1号艇の竹井貴史(27歳=福岡)がイン速攻。他艇のマクリも差しも許さず押し切って、今年2回目の優勝を飾った。

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コースは126/345。

前付けはあったものの、1号艇の竹井はインを守る。そこから、コンマ17のタイミングでスリットラインを通過。4コースの3号艇・石倉洋行がコンマ11でトップスタートを切ってくるも、竹井も伸び返していく。

注目の1周1マーク。渾身のインモンキーを繰り出す。握る艇も、マクリ差してくる艇も、どの攻めも許さない。押し切る。バック直線、先頭には竹井が堂々と立っていた。

2マークもトップで回って、あとはどんどんリードを広げて、白カポックの一人旅。悠々と走って、ゴールラインを駆け抜けていった。

次位争いはもつれたが、さばき上位の池永太が2着を取り切り、3着には待鳥雄紀。

終わってみれば、予選1位→同2位→同3位の選手での決着となっていた。

優勝戦後、ピットに戻ってきた竹井は笑顔が見られた。「インは取るつもりでした。このレース、一番気をつけたのはスタートです。本当はトップスタート行きたかったんですけど、1マークを回る時には余裕がありました」。抜群の仕上がりだった16号機を操り、予選トップ通過、準優も勝ち、きっちりと優勝を掴み取った。

地元・若松では、2016年以来の2回目のV。ウィニングランは「最高でした。お客さんが見えて嬉しいですね。知り合いがいるのも分かりました」と話して喜んだ。

昨年は優出7回、優勝はなかった。ただ、優勝戦2着は3回と、あと一つだった。苦い思いも味わった。「優勝戦インから負けたのは悔しかったです」。11月に蒲郡で1号艇で5着敗戦した記憶も脳裏にあった。

それでも、そのまま悔しさだけで終わる男ではなかった。今年は結果が出ている。3月のびわこで、インから気迫のゼロ台S踏み込んで優勝を掴み取ると、今回の若松もインから勝った。これで2Vをゲット。チャンスでの勝負強さを印象づけた。「成長できていると思います」。竹井はまだ発展途上。これからなのだ。

次走は唐津一般戦へ。連続Vも期待だ。

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(文:吉川)


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