ボートレース若松優勝選手


王冠過去の優勝選手

入江製菓杯(令和元年5月12日)

圧巻のショータイム 寺田祥 9戦8勝V!


4236 松村敏(福岡)

若松ボートの「入江製菓杯」は12日に優勝戦が行われた。人気を集めた1号艇の寺田祥(40歳=山口)が1マークをイン先マイ。2コースの村田修次の差しを許さず押し切り、9戦8勝の圧巻の成績で優勝を飾った。これで今年は3回目。前走の特山からの連続優勝で好調モード。弾みをつけて、次走のSGボートレースオールスターへ向かう。

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ビールの季節になってきた。

今節準優勝戦日の11日。京都、奈良などでは最高気温が30度以上まで上がり、今年初めて真夏日となった。福岡も汗ばんだ。暑くなってきた。

そんな中、若松水面では1人の男が白星を量産。熱かった。

男は今節のV候補筆頭、寺田祥。

初日12Rドリーム戦を1着。予選はトップ通過。準優も逃げ切った。2日目に赤坂俊輔に止められた3着はあったものの、それ以外はズラリ1着。8戦7勝。伸び系の12号機。マクリ、逃げ、マクリ差し、差し。寺田は勝ちまくった。

ショータイムは終わらない。

優勝戦も主役は寺ショー。1号艇でインを取り、トップタイのスタートから1マークを先マイ。2コースの村田修次の差しを入れさせず、バック直線で単独先頭に立った。2マークをトップで回って、勝負アリ。あとは悠々とゴールラインを駆け抜けていった。スポットライトを浴び続けた寺田。初日から優勝戦まで5日間、主役を演じきった。「伸び型でした。1マークはしっかり回れたと思います」。そう振り返った。

これで今年3V。前走の徳山に続いて2場所連続Vとなった。

若松は思い出の水面。2年前の8月、ボートレースメモリアルで8戦7勝、SG初制覇を成し遂げた。あの時は、暑かった。レース後、寺田と話すと「今はビールを飲みたいです」と漏らした。あれから2年。「そうですね、今日も。飲みたいです」。

美酒を味わい、次走は福岡のSGオールスター。博多の水面については自信のあるコメントはないが、それでも「まずは前検に乗ってみてから」と話して気を引き締めた。

令和初のSG。全国から強者が集まるだろうが、2場所連続Vで好調モードの寺田は要注目だ。

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(文:吉川)


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