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2018年2月27日～3月4日 GI戸田プリムローズ 開設61周年記念 優勝者 4547 中田竜太 選手
最高のフィナーレに笑みを浮かべた。地元の中田竜太(29＝埼玉)が、念願の戸田周年初優勝を果たした。松井繁の前付けを入れた3コーススローから先まくりで抜け出した。昨年9月の蒲郡ヤングダービー以来、GIは3回目、通算19回目の優勝を飾った。桐生順平が猛追2着、佐藤翼が3着に入り、埼玉支部が上位を独占。中田は「埼玉の誰かが優勝して欲しいと思っていた。その中で自分が1着。それに全員が舟券に絡んだことはすごく大きいと思う」と充実感をにじませた。
進入の迷いを振り払い、先輩後輩との真剣勝負を制した。「2コースにいいイメージが湧かなかった」。3コースを選び、後手に回った内2艇をたたく展開に持ち込んだ。しかし、安心する間もなく佐藤翼が2弾まくり、これを抑えると今度は桐生順平の俊敏差しが迫った。「バックは足勝ちです。早くあきらめてと思った(笑い)」。ボートレース界随一、手心なしの偉大な先輩の猛追をしのぐと、ゴールではファンに感謝の一礼をささげた。
この優勝で来年のSG戸田クラシックの出場権を獲得した。地元勢では一番乗りとなった。「今年はそれを強く意識していました。良かった。次はSGですね、SGは結果を残せてないので。ここからが大事」。今年の優勝はすでに3回目。昇竜の勢いで、SG戦線に勝負をかける。