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【第28回 東京スポーツ杯】2018年2月1日～5日 優勝者 4276 鈴木勝博 選手
風を読み、勝機をたぐり寄せた。2号艇の鈴木勝博(34=愛知)が、コンマ09のトップスタートから準完全Vを狙うイン黒崎竜也を差し切った。17年10月の蒲郡以来、今年初、通算16回目の優勝を飾った。ゴール前までもつれた2着争いは松本晶恵に軍配、黒崎は3着に敗れた。
進入は枠なりながら中岡正彦が3カドを選択。不安定だった風が直前に再び向い風になった。「3カドは分かりました。風もそよそよ向かって、これはチャンスだなと思った。神風が吹きました。行き足も戻ってました」。スリット同体ならイン有利だが、この条件なら黒崎に隙が生まれるはず。「少しでもクロさんにプレッシャーをかけて差したかった」。そのプラン通り、会心のスタートとレース運びで抜け出した。
次走は常滑でのGI東海地区選。「最近は毎年ちょいちょい優勝ができてるので、このペースを上げたい。次は1号艇の来ない地区選を頑張ってきます、A2級なので(笑い)」。苦手意識のあった戸田初Vを弾みに地元GIへ向かう。