□出場予定選手
開門時間
9/19…12:00
9/20~24…13:00
1Rスタート展示 14:00
12R発売締切 20:41
今シリーズはいよいよ今年一番の注目レースだ。プレミアムGI「第4回ヤングダービー」が蒲郡にやってくる。次世代を担う、30歳未満の男女トップレーサーが集結しタイトル奪取を胸に、熱いバトルを繰り広げる。
若き勇者たちが魂をかけ、頂点を目指す
シリーズをけん引するのはやはり初日12Rのドリーム戦に出場する6選手だろう。1年間の選考期間(昨年7月1日~今年6月30日)勝率ベスト6が名を連ねているが、7.72でトップの成績をマークしたのは中田竜太だ。ニュージェネ急先鋒の桐生順平と同じ埼玉支部でともに切磋琢磨している中田は着実に地力をつけてきた印象。これまでGIレースでは7回優出しているが、今年4月のまるがめ周年記念では待望のGI初優勝をやってのけた。それも予選をオール2連対で1位通過し準優、優勝戦とも危なげなく逃げ切る王道V。確かな手応えを持って、この大会に挑む。
実績では中田をしのぐのが最強ブラザーズ、篠崎兄弟の弟・仁志。昨年はGI1勝、GⅡで2勝するなどし、暮れのグランプリにも初出場した。すでにGIは3勝。初のSG制覇にも手が届きそうで、6月の鳴門・グランドチャンピオンでは準V、また続く7月のまるがめ・オーシャンカップでは予選を1位通過する活躍を見せた。結果的に準優で敗れ、優勝はお預けになったが、機は熟していると感じさせた。ヤングダービーは昨年のとこなめ大会で優出5着に終わっているだけに、今回はその雪辱の思いも込めてくるだろう。
選考勝率3位の7.38をマークしているのは前田将太。デビューから4年2カ月でGI優出するなど早くからその高い能力が注目されていた前田も、あと一歩の所で壁にハネ返され、GI8優出ながら優勝は0。ヤングダービーでも転覆や途中帰郷と悔しい思いを繰り返している。卒業となる今回、気合は相当なもの。前哨戦のウエスタンヤングも制し、勢いを持って乗り込んでくる。
篠崎、前田と名前が挙がったところで取り上げておきたいのが福岡支部だろう。何しろ、昨年、一昨年ともこのヤングダービーでは3人ずつが優勝戦に駒を進めているが、今年も男女合わせて12人の大所帯。昨年の第3回覇者で連覇を狙う松田大志郎、勢いに乗ると止まらない松崎祐太郎、まだ22、23歳ながら急速に力をつけてきている羽野直也、仲谷颯仁など個性派揃いで今年もシリーズをジャックする可能性は十分に秘めている。
ドリーム組に話を戻せば、女子でただ一人ドリーム戦に選出された遠藤エミもターンスピードは決してヒケを取らない。ヤングダービーは初出場の2014年に予選を3位で通過。昨年は準優3着と好走しながら惜敗続き。だが今年はここまでクラシック以外のSGは皆勤しており、培った経験で一気の突破もあり得る。また、山田康二は今年GI江戸川周年で準優勝、とこなめのMB大賞でGⅡ初Vと近況絶好調だけに怖い存在だ。ドリーム戦6号艇で登場する岩瀬裕亮は地元の大きな期待も担う。過去3回のヤングダービーではいずれも予選落ちに終わっているが、今回の舞台は蒲郡。当地は3優勝の実績もあり、走り慣れた水面でスタートも張り込んでくるだろう。
先に挙げた選手以外にも実力者はズラリ。中田と同じ埼玉支部でライバル心を燃やすのは黒井達矢に佐藤翼。近畿勢では木下翔太、上條暢嵩、丸野一樹もメキメキ力をつけている。また迎え撃つ地元勢では磯部誠、北野輝季、佐藤博亮とスタート自慢が揃っている。さらに女子でもSGで連続予選突破の小野生奈、イースタンヤングで優出した今井美亜も舞台が大きければより力を発揮するタイプなだけに、面白い存在になりそうだ。
いよいよ待ちに待ったヤングダービー開幕だ!今大会で4回目の開催となり、若いレーサー同士が闘魂を剥き出しにしてぶつかり合う。白熱するバトルの中、優勝の二文字を手にするのは一体誰なのか。本レースを前に過去3大会を振り返るとしよう。
第1回大会は戸田で開催された。進入では土屋智則が2コースに入り3カドが渡邊雄一郎で15/2346の隊形となった。スタートではなんと内の艇1、5、2の3艇がフライングし、5コースの桐生順平と黒井達也の対決となる。2マークで競り合った中、きっちりと捌き、優勝を果たしたのは桐生であった。絶対負けられないという思いの中で、他の艇に流されず、冷静に自分のスタート感を保った。さすがはSGの最前線で活躍し続けているレーサーである。
着 | 艇 | 選手名 | 支部 | ST |
1 | 4 | 桐生 順平 | 埼玉 | .01 |
2 | 6 | 黒井 達矢 | 埼玉 | .04 |
3 | 1 | 長尾 章平 | 山口 | .03 |
F | 1 | 峰 竜太 | 佐賀 | --- |
F | 2 | 渡邊 雄一郎 | 大阪 | --- |
F | 5 | 土屋 智則 | 群馬 | --- |
決まり手:恵まれ |
第2回大会は尼崎で開催された。しっかりと連に絡み1号艇を獲得したのは、福井の松田祐季。3号艇には岡崎恭裕、5号艇には篠崎元志と強豪揃いの優勝戦。松田がコンマ11のトップスタートを決め、その後も丁寧に周回を重ね見事優勝を獲得。風速4mの中、完璧なる全速スタートで、他を寄せ付けない圧巻の走りだった。これが松田の自身初GIタイトル制覇となった。
着 | 艇 | 選手名 | 支部 | ST |
1 | 1 | 松田 祐季 | 福井 | .11 |
2 | 3 | 岡崎 恭裕 | 福岡 | .14 |
3 | 5 | 篠崎 元志 | 福岡 | .32 |
4 | 6 | 宮地 元輝 | 佐賀 | .13 |
5 | 2 | 西山 貴浩 | 福岡 | .14 |
6 | 4 | 渡邉 和将 | 岡山 | .21 |
決まり手:逃げ |
第3回大会はとこなめで開催。台風接近の影響で悪天候の中行われた。トップスタートは5号艇の宮地元輝、1号艇の松田大志郎はコンマ23とだいぶ遅れた。しかし、1マークで思い切りハンドルを入れ込んだ完璧なるスピードモンキーを決め、なんとか逃げきりを果たし、こちらもGI初制覇を果たした。スタート遅れはGI優勝戦というただならぬプレッシャーと差しに構える篠崎仁志、隙あれば強烈なまくりを決める桐生順平の強烈な二者の存在も大きかっただろう。
着 | 艇 | 選手名 | 支部 | ST |
1 | 1 | 松田 大志郎 | 福岡 | .23 |
2 | 3 | 桐生 順平 | 埼玉 | .17 |
3 | 4 | 岡崎 恭裕 | 福岡 | .17 |
4 | 5 | 宮地 元輝 | 佐賀 | .11 |
5 | 2 | 篠崎 仁志 | 福岡 | .18 |
6 | 6 | 丸野 一樹 | 滋賀 | .17 |
決まり手:逃げ |
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