優勝戦レポート
GI尼崎センプルカップ(開設64周年記念)
若きエース・桐生順平が当地SG、GIVの2冠を達成!
SGグランプリ選考期間中、最後のGIということで注目の集まったGI尼崎センプルカップ。その優勝戦は、1号艇から桐生順平選手、新田雄史選手、魚谷智之選手、原田幸哉選手、松井繁選手、山口達也選手という新旧の強豪6名で争われました。
展示同様に枠なり3対3の進入から1号艇・桐生選手がコンマ09でスリットを通過し、1周1マークへ。イン逃げ態勢に入る桐生選手の懐に差し込む2号艇・新田選手に、それを遮ってまくり差そうとする3号艇・魚谷選手。新田選手は魚谷選手の引き波にとられて失速し、その2艇が開いた隙間に5号艇・松井選手が切り込みます。バックストレッチでは首位の桐生選手に次いで魚谷選手と松井選手が並走状態で追走。
大注目の1周2マークは、桐生選手が先マイすると、すかさず松井選手が鋭く旋回し2番手を奪取。魚谷選手は3番手となります。松井選手、魚谷選手の尼崎巧者2名が必死に追走しますが、その後も変動はなく、上位隊形1-5-3でゴールインしました。
2月のGI関東地区選(多摩川)、5月のGIトーキョー・ベイ・カップ(平和島)に続き、今年GIで3度目、当地では2015年SGクラシック以来2度目の優勝を飾った桐生選手。賞金900万円を手にし、賞金ランキングは6位から4位に上昇しました。表彰式では「とにかく嬉しくて最高です。このままの流れでSGチャレンジカップ(大村)もSGグランプリ(住之江)も頑張ります」と、今後のSG戦線でも活躍することを誓いました。