優勝戦レポート


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SG第43回ボートレースオールスター

平本真之が、強さをみせつけオールスター史上初の快挙

5年ぶりに尼崎で開催されたSG第43回ボートレースオールスター!ファン投票で選ばれたレーサーの頂上決戦が行われる最終日は大勢の人々がレース場に集まりました。スタンドから声援が飛び交う中行われた優勝戦には、1号艇・平本真之選手、2号艇・重成一人選手、3号艇・松井繁選手、4号艇・峰竜太選手、5号艇・岡崎恭裕選手、6号艇・服部幸男選手が出場。ファンの期待を背にレースに挑みます。
全艇スローからの枠なり進入で、好スタートを切ったのはコンマ09の5号艇・岡崎選手とコンマ10の1号艇・平本選手。注目の1周1マークの攻防は、2号艇の重成選手と3号艇の松井選手がそれぞれ差し、まくりを狙う中で、その2人以上に鮮やかに岡崎選手がまくり差しをみせます。しかしそれを上回る強さをみせたのが平本選手でした。先行して岡崎選手の鋭い攻撃を逃げ切り、ファンを興奮させます。バックストレッチではまたも岡崎選手の伸びに目を瞠りますが、首位を譲る平本選手ではありません。岡崎選手の前に出て防ぎます。
迎えた1周2マーク、ここが勝敗が決まるポイントとなりました。6号艇・服部選手が最内の空きスペースに攻め込みますが、艇が流れて攻めきれず、平本選手が他艇を引き離してトップ独走でホームストレッチを走り抜ける形となりました。それに続いたのは2号艇・重成選手、4号艇・峰選手となり、1-2-4隊形で決着しました。
ガッツポーズを決めてゴールした平本選手は、初日の選手紹介で「ファン投票ではコレナインジャー2号」とのコメントで会場を笑わせた通り、施行者推薦でのオールスター出場。それが、SG2勝目、さらにオールスター史上初の推薦枠からの優勝者となり、喜びもひとしおです。優勝者セレモニーで「次は地元・蒲郡のSGグランドチャンピオンがありますので、連覇を狙うつもりでがんばります」と気合を入れていた平本選手、今後の活躍にも目が離せそうにありません。


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