優勝戦レポート
10/4(金)日刊スポーツ杯争奪 男女ダブル覇者決定戦2013
男女それぞれの覇者が決定! 稲田が逃げ、海野が抜きでV!
まず、第11レースは男子優勝戦です。9戦中8勝4着1回と、地の利を見せた稲田浩二選手が1号艇を手に入れ、初優勝が懸かる2号艇の下出卓矢選手や当地V4の実績を持つ4号艇・中岡正彦選手ら遠征勢を迎え撃ちます。
本番の進入は枠なり3対3。1号艇の稲ダッシュを意識してか、4号艇・中岡選手がコンマ01の強烈なスタートを放ちます。しかし、1マークを迎えるまでにスピードが緩み、その内から3号艇・木山誠一選手が伸びて先マイする1号艇・稲田選手に攻めかかります。ここで踏ん張った稲田選手は2マークもトップで旋回。2番手に3号艇・木山選手、3番手に4号艇・中岡選手が続き2周バックストレッチで中岡選手に5号艇・鈴木裕隆選手が急接近、さらに土壇場の最終ターンマークで6号艇・下出選手が攻め上がり3艇が並んでゴールへ。写真判定の結果上位着順1-2、3着は4号艇と5号艇の同着となりました。この優勝で稲田選手は自身通算V10を果たし、今年初Vを地元で収めました。
続いて第12レースは女子優勝戦。オール3連対で勝ち進んだ山川美由紀選手が1号艇に構えます。今年の女王・金田幸子選手は5号艇を手に入れ、3号艇・海野ゆかり選手も加わり新旧女王対決となりました。
注目の進入は6号艇・松尾美和子選手が2コースを取り、162/345でスタート。5号艇・金田選手がコンマ06のトップスタートを切るなか、イン逃げを狙う1号艇・山川選手に2号艇・池田浩美選手が仕掛けます。この攻防で大きく開いたターンマーク付近を4号艇・水口由紀選手と3号艇・海野選手が攻め入り、両者一歩も引かずにホームストレッチでは3号艇・海野選手と4号艇・水口選手が横一線の状態に。迎えた2周1マークで海野選手が先マイ。これが決め手となり3-4-1で決着。海野選手は2010年以降、本タイトル2度目の獲得です。