ボートレース若松優勝選手
平成25年3月15日
1周タイム自動測定導入記念アヤメカップ争奪戦競走
1周タイム1番! 成績も1番! 1号艇の秋山広一が今年1つ目の優勝!
3837 秋山広一(香川)
若松ボートの「1周タイム自動測定導入記念 アヤメカップ争奪戦競走」が15日、最終12Rで優勝戦が行われた。ほとんど風のないベタ水面で、1号艇の秋山広一(37歳=香川)がインから先マイ。マクらせず、差させず、そのまま後続を振り切って快勝。これで通算30回目のVに到達、今年は初の美酒を味わった。
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1周タイム自動測定導入記念と称されたシリーズ。若松の関係者が一丸となって1周タイムをPRした今節は、その注目度も日に日に上昇。その総仕上げの優勝戦は、1番速い1周タイムを出した秋山が、期待に応えてしっかりと優勝を果たして締めくくった。
【優勝戦 1周タイム】
1枠.秋山(36.05秒) 4枠.岩崎(36.51秒)
2枠.亀山(36.41秒) 5枠.川上(36.26秒)
3枠.森定(36.23秒) 6枠.中村(36.98秒)
秋山は出足、回り足系統に好感触を得ていた。「仕上がりはまずまずですね」と納得の表情を見せ、それがしっかりとタイムに出ていた。こういう1号艇の信頼度は高い。
進入は123/456。6号艇に乗艇したベテランの中村裕将が前付け策ではなく、「外コースから」と宣言をしたので、コース取りは乱れることもなくゆったり。これも、1号艇の秋山にとっては好展開だった。
スタート隊形は、ダッシュ3艇が揃ってゼロ台を突っ込んできて一瞬息を呑んだが、しかし秋山には1コースという利がある。直線の足が光った4号艇・地元の岩崎がカドから攻めようとしたが、チルト0の森定や亀山のスロー勢も伸ばしてきて、攻めあぐねる。その間に、秋山がインモンキー発動。速い。漆黒の静水面に、白い航跡を豪快に描く。2コースの亀山が初V目指して差しハンドルを切ったが、それも許さない。バックストレッチで秋山が先頭に立ち、2マークもトップでターン。首位確定。あとは悠々と3周を走り切って、嬉しい今年初優勝を飾った。
1着5本、2着4本。2連対率100%。抜群の安定感で拍手のV。さすが、今期7点台の勝率を残す実力者の秋山である。1周タイムに注目して振り返ってみても、目立って悪い数字を出すことはなかった。初日ドリーム戦は5号艇で2番手タイムタイを出して2着に食い込み、準優は最速の1番手タイムで圧勝。そして優勝戦も。それだけ足がしっかりしていたから、大崩れもなかったのだろう。
ちなみに、九州地区選から1周タイムが導入されてここまで約1か月半。7人の優勝者が誕生したが、それぞれのタイム順位は、1位、1位、1位、2位、1位、1位、1位。
九州地区選を制した今井貴士を皮切りに、好成績を残し続けているのである。今後も、優勝戦の1周タイムの信頼度はかなり高そうだ。
今節を制した秋山は、21日から丸亀ナイターへ向かう。夜レースから朝レースへ転戦するとキツイと聞かれるが、ナイター→ナイターの移動では体の負担も少ないだろう。特に秋山はナイター水面に強い印象。そして地元水面、もちろん優勝候補筆頭。2節連続優勝の可能性も十分だ。